こんなのが話題になってますね。言えば言うほどドツボ。語れば語るほどアヤシイ。聞いているこちら側も辛くなります。
デザイン業界のものすごーく隅っこにいた私にも思うところはいろいろあります。
シンプルなデザインほど似る可能性が高くなる、、、これはホントのことです。避けられない。だからこそリスクを覚悟してないといけないと思います。私も過去に「似てるからやり直せ」と言われてるデザイナーを見てきました。それに抗う人はいなかったと思います。私自身は隅っこにいたのでそんな経験ありません(笑)。
人から「似てる」と言われたらもうしょうがないです。まして本家に訴えられちゃったら引くしかない。「実はパクってました、ごめんなさい」とは言えなくても、「そんなつもりじゃなかったけどごめんなさい」しないといけないと思います。作り出す物は、早い者勝ちです。歌も絵もロゴも商業ベースに乗せる以上避けられないです。関係しちゃった企業がお気の毒さまです。
あとこっちの問題ね。似たような問題がわんさかあぶり出されているようですが。
いったんクロ寄りのグレーと認識されたら、すべてクロ寄りのグレーに見えます。しょうがないです。オオカミ少年と同じです。
で、気になったのは「佐野氏デザイン」と宣伝されてるんだから、佐野さんが直接デザインしなきゃダメでしょう、スタッフにやらせるなら会社名を冠すべきでしょう、という意見。私、それはちょっと違うと思います。「自分の名前が冠されてるけど自分は指示を出しただけ、実際に手を動かしたのはスタッフだよ〜ん」というのは、現場ではかなり当たり前の話だと思います。
私だって、自分が一生懸命アイデアを出したり制作したものを上の人に持って行かれたことなんべんもありますからねっ。
もっと言えばクライアントや発注先のお手柄にされたこともありますからねっ(怒)。
あえて言うなら、佐野氏が「デザイナー」じゃなくて「アートディレクター」と名乗れば良かったのにな、とは思いますが…まぁ些細な問題ですね。
余談ですが、敬愛する(していた)永井カズマサ氏がけちょんけちょんに言われてるのが辛かったりします。あの業界はコネとネットワークがものを言う世界ですからね、しょうがないですけど…。
佐野氏、どうやって起死回生するかな。しないかな。見守っていよう(オボエテイタラネ)
0 件のコメント:
コメントを投稿