2017年5月24日水曜日

親離れの本能

珍しく子育て本を買いました。

息子もだんだんむずかしいお年頃になってきたし。

娘が今の息子の年齢の頃は、すさまじい反抗期が始まって1年が過ぎた頃。嵐のような毎日で私は煮えくりかえる思いで過ごしていました。(今現在は、たまに暴風警報が出る程度です)
それと比べれば今の息子の反抗なんてまだまだそよ風みたいなもの。

でも、ひとりっ子で育った私には男子の習性がよくわかっていないのは事実。性のこととか暴力とかそういうこととどうやって向き合えばいいか知りたくて、買ってみました。

店頭でパラパラと見て、この一言がグサッと来ましたよ。
子どもには親離れの本能があっても、親には子離れの本能がない、って。
なるほど、そうなのか。だから子どもは親を鬱陶しがるし、親は腹が立ちながらも寂しく感じるわけね。見捨てられたような気分になったり?(私はそこまで行ってないが)

幼児の頃のまま子どもと親がベッタリでいると、近親相姦の可能性が出てきて(^_^;)、種の繁栄のためにそれを防がないといけないとも書いてあります。

お父さん、臭い。
お母さん、鬱陶しい。

本能だそうです。悲しいね…。じっくり読んで、防げることはひとつでも多く防ぎたい。すべては親の心の持ちようなんだろうなぁ、と思いつつ。

***

もともと子育て本を探しに行ったのは別の目的でした。

子どもたちに手芸を教えていて、どう対応したらいいかわからない、もしくはその子のことをまるで理解できない場面に遭遇します。手芸が好きな子ほど長く続けてくれるので、付き合いが深くなるのです。

生徒さんにしつけや子育てをするつもりはないのだけど、理解したいとは思っています。その子の要求がどこにあるのかを見極めたいのです。

だから、、、今、私の目には難しく映ってる子は、お母さんに褒めて欲しくて一生懸命手芸を続けてるだけで、ホントはとっくに手芸に飽きてるんじゃないかなぁと想像したりするわけです。じゃあ手芸は続けさせた方がいいの?ほめてもらうことを目的にしていいの?お母さんに何か一言かけたほうがいいの? わずかな時間であっても、親から離れて過ごす時の様子を伝える義務があると、私は思っています。出過ぎない程度にね。

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