共同で作業するために、大人4人が集まったとします。
4人は2手に分かれて対立しています。
仮に、花組、星組と呼びます。
花組は、自分たちはずっと我慢してきたと激しく憤っています。
星組は突然のことで何が何やらワケがわかりません。
花組は、冷静に考えれば不合理なことを言っています。
星組は何が悪かったのか考えます。
花組は星組に謝れと言い寄ります。
星組は不本意ながら一度は謝りました。
花組は謝られても腹の虫が収まりません。
星組は話し合いたいと思っていました。
誤解が誤解を生み、花組は怒る一方です。
星組は、こんなことに時間を割くのは無駄だと考えるようになりました。
花組は、もう協力はできないと考えるようになりました。
それでも4人は定期的に集まらなければいけません。
やるべきことはたくさんあります。
星組は淡々と仕事をこなします。
花組は指示を待っています。
星組は、花組は当てにできないと考えています。
花組はあるとき置いてきぼりにされたと気づきます。
そのうち、最初の「自分たちはずっと我慢してきた」に戻るでしょう。
何を感じて、考えて、どう動いたか。
心の中まで見えなくとも、結果が示していることがたくさんあります。
もともと仲良し4人組が集まったわけではありません。
ひとつの大きな目標のために見知らぬ4人が集まったのです。
目標半ばですが、できる限りのことはしたと胸を張る2人と、
自ら動くこともせず、とうとう顔を上げることもできなくなってしまった2人。
気づいて欲しい。
責任を押しつけ、罵倒し、自らを省みず、
それでも良心が目覚めたときにどれほど気まずい思いをするのか。
たった一言が言えないために、
声を出すことも目を合わせることもできず気持ちのやり場もなく、
体と心がバラバラに乖離する自分に。
その一言が目の前の人だけじゃなく、世界と自分の距離を縮めるかもしれないのに。
そんな、、、白昼夢でした。
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