何度かここで話していることですが、編み物を教えていると「すぐにほどく人」と「めったにほどかない人」に出会います。ほとんどの場合はその中間層で「場合によってはほどく」人たちです。
いいとか悪いとかの話ではなく、面白いな〜と感じるのです。
写真の方、大人しそうな可愛らしい雰囲気とは裏腹に男前にほどきます(笑)。完璧主義なのでしょう、「後から気になるから」と言ってこちらが何か言う前にほどきます。その結果、少々完成は遅れてもキレイなものができあがります。
そういうことをくり返していると、失敗のない、キレイなものが最初から作れるようになるでしょう。それも早い時期に。
ほどかない人は「編んでる時間を楽しんでる人」だと思います。楽しみながらその結果として何かが出来上がっていれば嬉しい。完成度にこだわらないので変なプレッシャーもないですし、時間的なものにこだわる方も少ないようでのんびりしています。
同じかぎ針編みでも、性質の違う2タイプの編み物が存在してるんでしょうね。
気分にムラのある私は、どちらの面も存在してるように思います。でもそれ以上に性格なのか、慣れてしまったせいなのか「ごまかす」ことも上手くなりました。デザインの仕事をしているときも同じだったなぁ。
私のレッスンを受けて下さる方たちは、仕事ではなく趣味でかぎ針編みをしています。自分が納得するスタイルで楽しめたらそれでいいのだと思います。ただ教える側の私は楽しんでるだけじゃなくて、より高いところを目指す方たちの後押しをできるように(決して先導して引っ張りはしないのですが(笑)、技術と精神力を鍛えておかないといけないなーと思ってます。
思ってるだけですが!
だんだん焦ってきた…。
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