2017年8月22日火曜日

この夏の息子の話

残暑お見舞い申しあげます。

夏休みももう終盤。雨続きの変な夏でしたね。

我が家では息子が2ヶ月ほどサッカーを休んでいました。

試合を戦い抜く熱い気持ちも、真夏の練習や地獄の合宿を耐え抜く気力も何も残っていませんでした。ジュニアチームを卒業したらどのチームに行くか、、、そんな先のこと何も考えられません。息子は今、自分が何をすべきかも見失ってしまいました。

親は「息子のため」という正義を振りかざしながら、息子にサッカーへ戻るよう説得を続けました。私自身も何度も何度も自問自答し、何がいけなかったのか、何を間違えたのか、ずっと悩み続けました。泣いたり怒ったり、ダンナとケンカしたり、、そんな夏でした。

救いだったのは私の仕事。子育てを終えた年上の主婦の方と話す機会が多いのです。たくさんの方に話を聞いてもらい、意見を聞かせてもらい、息子の決断を信じてみようと思うようになりました。チームのコーチも「長いサッカー人生の中でたった数ヶ月休むなんて、どうってことない」と言ってくれました。

キツイ練習から逃れるようで仲間に対して後ろめたい気持ちがありました。町で仲間を見かけると隠れるような行動を取ったり、家でサッカーの話はしないでほしいと言われたり、サッカーの何もかもを遮断して息子の心から消し去ってしまうような気がしました。そんな中で、息子のサッカーが私の人生の一部にもなっていたことを痛感させられました。

そんな悶々とした毎日が突然終わりました。
最終学年にとって大切な大会がもうすぐ始まります。たまたまダンナからスケジュールを聞かされた息子、突然スイッチが入りました。夢の終わりのようです。体力が落ちてしまい、以前のようにサッカーができるようになるまでまだまだ時間はかかると思いますが、エネルギーを充填した今、時間を取り戻すのは苦にならないでしょう。

ただ、なぜこんなことになってしまったのか。ひと夏サッカーから離れて得られたものは何だったのか。休んで良かったのか。全てが謎のままです。「いつか話してね」と言ってありますが、さっき仲間と練習へ向かう姿を見ていたらそれもどうでもよくなってきました。

どんな顔で帰ってくるのかな。

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