2016年4月19日火曜日

独り言〜花組と星組

共同で作業するために、大人4人が集まったとします。

4人は2手に分かれて対立しています。

仮に、花組、星組と呼びます。

花組は、自分たちはずっと我慢してきたと激しく憤っています。

星組は突然のことで何が何やらワケがわかりません。

花組は、冷静に考えれば不合理なことを言っています。

星組は何が悪かったのか考えます。

花組は星組に謝れと言い寄ります。

星組は不本意ながら一度は謝りました。

花組は謝られても腹の虫が収まりません。

星組は話し合いたいと思っていました。

誤解が誤解を生み、花組は怒る一方です。

星組は、こんなことに時間を割くのは無駄だと考えるようになりました。

花組は、もう協力はできないと考えるようになりました。

それでも4人は定期的に集まらなければいけません。

やるべきことはたくさんあります。

星組は淡々と仕事をこなします。

花組は指示を待っています。

星組は、花組は当てにできないと考えています。

花組はあるとき置いてきぼりにされたと気づきます。

そのうち、最初の「自分たちはずっと我慢してきた」に戻るでしょう。

何を感じて、考えて、どう動いたか。

心の中まで見えなくとも、結果が示していることがたくさんあります。

もともと仲良し4人組が集まったわけではありません。

ひとつの大きな目標のために見知らぬ4人が集まったのです。

目標半ばですが、できる限りのことはしたと胸を張る2人と、

自ら動くこともせず、とうとう顔を上げることもできなくなってしまった2人。

気づいて欲しい。

責任を押しつけ、罵倒し、自らを省みず、

それでも良心が目覚めたときにどれほど気まずい思いをするのか。

たった一言が言えないために、

声を出すことも目を合わせることもできず気持ちのやり場もなく、

体と心がバラバラに乖離する自分に。

その一言が目の前の人だけじゃなく、世界と自分の距離を縮めるかもしれないのに。

そんな、、、白昼夢でした。

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